保険会社が「転換」を勧めるワケ

「この生命保険内容は古いので新しい生命保険に転換した方がお得ですよ!」とか「あなたの保険に、この便利な特約を付けるには、新規に契約するか、転換するかしかありません。今が保険の保障内容を見直す絶好のチャンスです」というセールストークに勧められて、そのまま「転換」はしない方がいいです。

 

転換は、今までの保険を下取りして新しく加入する保険の一部に当てることができるため、全く新しく加入するよりは保険料は安くなります。しかし、転換後の保険料は、その時点の年齢と予定利率で計算するので、どうしても損をする場合がほとんどだからです。

 

保険会社が「転換」を勧めるワケ

生命保険が契約者に「転換」を勧める理由がいくつかあります。

 

 

@予定利率の引き下げをしたいから

1つ目が、「予定利率の引き下げ」をしたいからです。

 

昔の保険は高い予定利率がついていました。特に85年4月から93年3月の間に契約した人は予定利率が5.5%という非常に高い予定利率でした。予定利率は原則として契約したときから最後までずっと変わらないので、契約者にとってはかなりお得といえるでしょう。

 

契約者にとってはかなりお得な保険内容ですが、逆にいえば、保険会社としてはかなりの負担であります。昔から入っている予定利率が5.5%の保険契約を今現在の1.65%の契約に転換させることができれば、保険会社としてはかなり負担が軽くなります。そのために、保険会社はいかにも契約者にメリットがあるよう、必死に転換を勧めてくるのです。

 

予定利率の高い保険をわざと今の低い予定利率に転換させて、保険会社が得をしようとしている場合があるということを覚えておきましょう。

 

保険商品を変更させたいから

そして、2つ目は、転換による「保険商品の変更」です。

 

特に個人年金保険や終身保険、養老保険などの貯蓄性の高い保険商品から、高額な定期付き終身保険への転換は、生命保険としてはありがたいかぎりです。

 

終身保険を継続していれば、生きていて安心できる保険商品としての価値がありますが、高額な定期保険に転換させられたら、契約者としては損でしょう。転換あとすぐに死亡すると多額の保険金を受け取れますが、それは契約者としては不本意ですしね。
また、老後の年金を積み立てている個人年金保険を定期付き終身保険に転換することは絶対にしてはいけないです。

 

配当金の取り崩しのため

最後3つ目は、「配当金の切り崩し」です。

 

長期継続してきた生命保険には配当積立金が貯まっています。しかし、転換すると配当がそっくり新しい保険にあてられてしまい、配当金の既得権が消滅してしまうでしょう。

 

たとえば、毎年配当がある契約形態から、5年ごとの配当商品へ転換させられるとします。それまでに貯めてきた配当が消滅し、ゼロから改めて新規に配当金を積み立てることになります。

 

 

つまり、保険会社の営業さんや保険営業マンや保険レディが持ってくる「新商品の紹介」「今入っている保険の見直しを勧めます」はロクな話ではないです。

 

「転換は車の下取りと同じです」というキャッチフレーズが使われることがありますが、これは少しおかしな例え話です。車は時間とともにその価値が下がりますが、定期保険以外の生命保険というのは、長い間継続すればするほど、保険の資産の価値は上がります。生命保険は古いほど価値があります。保険営業マンの言うがままの転換はしない方がいいでしょう

 

 

生命保険加入や見直しをする場合は、保険会社に属していない保険専門のFPに相談した方が良いと思われます。

 

”転換のワナ”にハマり保険会社を設けさせ、自分が損をすることになるので気をつけてくださいね。

 

 

⇒ どうしても「転換」する場合の注意点

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