「先進医療特約」は付けておくべき?

「先進医療特約」を売りにした保険商品が売られています。”先進医療を受ければ治らない病気でも治すことができる!”といったイメージが私たちの中にあり、「入っていたほうが得かな?」と考えてしまうのは事実です。やはり、「先進医療特約」に入っていたほうがいいのでしょうか?

 

「先進医療特約」入っていたほうが得?

日本ではほとんどの場合、健康保険を利用して診断を受けています。しかし、この健康を利用することができない治療法もあります。それが「先進医療」です。健康保険のきかない治療である「先進医療」の治療費を一定額まで保障する特約を付けた医療保険が人気のようですね。

 

保険会社が消費者のニーズに答えようと「先進医療特約」を発表しました。先進医療治療として、1000万も保障するといった商品まで出ているようです。これはスゴイお得な保障であるように思いますが、先進医療を必要としている治療であっても100万を超えるものばかりではないようです。

 

また、治療自己負担が300万ほどかかるといわれるガン治療「粒子線治療」を受けるガンの患者さんは、ガンにかかる人の0.07%くらいであるようです。厚生労働省の調査によると、平成21年の1年間で先進医療を受けた人は2万人くらいしかいないとのこと。このことからみても、先進医療は限られた人が受ける特別の治療ということになるでしょう。

 

 

さらに、厚生労働省のホームページ「先進医療の概要について(2009年6月1日更新)」によると先進医療については、将来的な保険導入のための評価を行うものであるとはっきりいっています。

 

つまり、先進医療は日々入れ替わります。今現在、先進医療としてつかわれてきた治療が将来的に、保険治療に組み込まれるようになるかもしれませんし、その逆に「この治療は効果がないので必要ない」と判断されれば削除されるような治療もあるでしょう。今現在、高額で経済的準備が必要だとされている先進医療ですが、これからどのような経過をたどるか分からないということです。

 

 

ということは、現在「先進医療」として300万かかるといわれている粒子線ガン治療も将来的には、健康保険が適応になるということを前提として考えらえているのです。健康保険が適応されれば、治療費が何百万かかろうとも、高額療養費制度によって、患者の自己負担額は10万円以内でおさまるというわけです。

 

 

「生命保険のウラ側」「生命保険の『罠』」などの執筆でお馴染みの後田亨さんによれば、こちらのサイトの中で(http://www.asahi.com/health/seiho/TKY200906110074.html)「現状、「先進医療特約」は、保険会社が「医療保険」への「新規加入」と「買い替え需要」を喚起する手段になっている感がある」といっています。

 

「先進医療特約」というのは、消費者のニーズに答えるというよりも、保険会社が「先進医療にはこんなにお金がかかりますよ」という不安をかき立てて加入者を増やすための作戦ともいえるおんではないでしょうか。

 

もし、あなたやあなたの家族が「先進医療特約」というものに過剰な期待を持っているなら入るのをやめておいた方がいいかもしれません。

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